UPCYCLE

NEP* ART©

ねぶた(ねぷた)※1は、和紙と針金でつくる日本の伝統技術です。
和紙を通した光は独特の柔らかさがあり、
ねぶた制作者によって様々な造形が生まれます。
色鮮やかに描かれたねぶたの山車は、祭が終わると解体されます。
NEP*ART(ネップ・アート)は、
解体後廃棄される和紙を用いてアップサイクル※2する
伝統のねぶたの技術をいかした、日本の新しい伝統アートです。

※1
「ねぶた(ねぷた・ねふた)」という名称は、東北地方を始め、信越地方「ネンブリ流し」、
関東地方「ネブチ流し・ネボケ流し・ネムッタ流し」等の民族語彙分布(みんぞくごいぶんぷ)と方言学から
「ねむりながし」の眠りが「ねぶた」に転訛(てんか)したものと考えられており、
この「ねむり」のなまり方が地域によって異なり、「ねぶた」と「ねぷた」に呼び名が分かれたのではないかと言われています。
当サイトでは、「ねぶた」で統一します。

※2
「アップサイクル」とは、本来捨てられるはずの廃棄物に、
デザインやアイデアといった新たな付加価値を持たせアップグレードして生まれ変わらせること。
サスティナブル(持続可能)なものづくりの新たな方法論のひとつとして、さまざまな業界で注目されています。

NEP* ART©のはじまり

NEP* ART は、ねぶた師福士裕朗
DAILY GOOD COMPANY プロデューサーである原田圭祐により2021年立ち上げられた
ねぶたの山車をアップサイクルするプロジェクトです。
紙と光の芸術とも賞されるねぶたの伝統、技術、
そして夏の祭の熱気をそのままに形を変えて新しい感動を生み出します。

五所川原立佞武多に出陣した山車の廃材で制作したNEP* ART TREEを
老舗百貨店松坂屋名古屋店にて展示。
このNEP* ART TREE は、洋服の廃棄物から紙をリサイクルする活動を行なっている
Circular Cotton Factory の開発した和紙を貼った
SDGs立佞武多「牛若丸」の廃材で作られており、RECYCLEした紙を祭の山車に、
さらに、その山車をクリスマスツリーとしてUPCYCLEした、地球にやさしい取り組みです。

持続可能な仕組みづくり

Sustainable System

繊維ゴミから紙へ。
紙は、祭の山車となり、

繊維ゴミをリサイクルした和紙を貼った
SDGs立佞武多「牛若丸」

祭後、NEP* ARTとして
アップサイクル。

  • 祭が終わり、紙を剥がす

  • 木と針金で骨組み

  • 剥がした紙を骨に合わせ貼る

NEP* ART TREE 2022

青森に戻り
シードルのラベルへ。

地球に優しいシードル

NEP* ART CIDREは、りんご王国・青森のりんごに世界自然遺産白神山地の酵母をあわせ、シャンパーニュのように瓶内二次発酵させた、食事に合うバランスの良いシードルです。特徴的なラベルは、ワイシャツの裁断くずから作られた和紙が貼られたねぶたの山車から、祭後、通常は解体廃棄される和紙を1枚ずつ剥がし、「伝統をアートへ」の理念の元、日本の新しい伝統アートNEP* ARTとしてアップサイクルし展示。最終的に、NEP* ARTを解体し紙取りした希少な和紙を、シードルのラベルとしてボトル1本1本に手貼りした、一つとして同じ絵柄のない地球に優しいアートピース・ボトルです。

■使用するりんご
りんご農家さんの協力の下、色や形が悪いなどの理由で、
流通しないけれど味や品質は遜色ない美味しいりんごを使用しています。

青森三大ねぶた祭り

青森ねぶた祭
https://www.nebuta.jp

弘前ねぷたまつり
https://neputa-matsuri.com

五所川原立佞武多
https://tachineputa-official.jp